のれん N-4172
なんだか今年は梅雨が開けないのだろうか?なんて思っていたら、ちゃんと暑くなってきました。
お仕事的には製作がサクサク進むのですが、熱湯も使うので作業場はサウナみたいです。
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工芸関係の作家さん、それぞれいろんな分野で暑さ対策、寒さ対策があります。
暑さでいうとまずガラス作家さんなどは、技法にも良いますが、
カマドの前で熔けたガラスを振り回しているわけですから凄い暑さです。
逆に冬は暖房でヌクヌクだと思いきや、
研磨作業は冷たい水をかけながらの作業で冷え冷えです。
冷え冷えといえば陶芸の土は、夏場は気持ち良さそうですが、
冬場は触りたくないかも。
乾燥中に寒すぎて土が凍っちゃったなんてトラブルはよく聞きます。
漆作家さんなどは逆にエアコンの効いた部屋で作業しているイメージです。
埃を嫌う仕事なので、窓開けてするわけにいかないですし、湿度管理が重要でした。
上塗りの部屋ではクリーンルームみたいに管理されてましたね。
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染織は比べちゃうと楽な方かもしれません。
織物の仕事をされてる方は、機の前に座って定位置作業時間が続くので、
機に扇風機をつけて対応してました。
染めの仕事は、それこそ技法によってまちまちですが、
多くの場合が土間作業なので、冬場は冷え込みます。
逆に夏場は涼しめですが、火を焚いたり熱湯を使う作業は汗だく作業です。
ゴム手袋に汗が溜まって、断熱してくれないし、
汗が布に落ちないようにしなくてはなりません。
藍染の藍は温度が高くなって、元気に良く染まりますし、
冷たい水仕事は気持ち良いですし、
雨さえ降らなければ乾燥も早いので、お仕事的には良い季節です。
ちょっと今年は雨が続いて、
ご注文をお待たせしがちになっておりますが、
梅雨明け一転スピードアップして製作していきます=33!