のれん N-4453, N-4454
今年の梅雨は梅雨らしいといいますか、晴れてくれないのでお仕事がなかなか進みません。
北陸金沢での研修時代を思い出します。
N-4453
今年の梅雨は梅雨らしいといいますか、
晴れてくれないのでお仕事がなかなか進みません。
昨年のような猛暑は辛いですが、
雨が続くと作業が進まないので困ったもの。。
早くすっきりした青空になってほしいものです。
石川県は金沢市に暮らしていた頃は、
北陸の日本海気候と言うのでしょうか、
ずっっっと青空が見られないお天気に悩まされました。
伝統産業である加賀友禅の技法的には、この気候も適しているのですが、
特に冬場は雨雪曇りが続いて気分までドンヨリしてました。
N-4454
そんな曇天の金沢ですが、
さすがに有数の伝統工芸産地です。
なかでも面白いなと思うことに
「加賀五彩」と呼ばれる色使いが伝統的に様々な工芸品に使用されています。
産地や地方にはそれぞれ特徴的な色使いがあるものですが、
友禅界だけでなく、陶芸などのいろんな美術工芸品に使われています。
現代でも街中や装飾なども加賀五彩が取り入れられて
こんな多色の色がひとつの地域に、
まさに加賀地方のアイデンティティとして生きていることに目から鱗でした。
そんなこんなで、
いくつかの伝統的な色使いで
コテコテにならないよう、グイグイ自己主張しない、
そっと控えた図案にできたらイイなと思います。