のれん N-3901
スタジオモフサの思い出の地シリーズ。当店の暖簾の中では珍しくカラフルでチャレンジ勝負な図案で好みの分かれる暖簾です。
学生時代の北陸旅に訪れた尾山神社のステンドグラスが施された和漢洋瀬中様式の門(神門)がモチーフ。
かつては旧国宝、今でこそ重要文化財に指定されてますが、創建時には反対意見も多かったようです。
学生時代に金沢市の研修施設に見学に行こうとの大義名分で旅に出たのです。
当時はネットも無かったので事前に調べもせずホントにいきあたりばったり。。
まだ雪もちらつく春休みに初めて金沢の地に入り、研修所が開くまで時間潰しに観光したのがここ尾山神社でした。
沢山有名な観光名所がある金沢の街でどうしてちょっと地味な尾山神社だったのか。
特に調べもせずにフラフラと金沢の地に入り、観光案内所でもらった地図で最初に目についたがなぜか尾山神社でした。
長い石段を登り神門をくぐり抜け、その拝殿に描かれた優曇華(うどんげ)の花の天井画を堪能しておりました。
当時はその天井画が何の絵なのかもよくわかっていませんでした。
写真とかでしか見たことのなかった天井画というものかー。
これは描いてから設置するのか、施工した天井に直接描くのかどっちだろうか??
みたいにあまりありがたくない想いで拝見していたような記憶です。
この「優曇華(うどんげ)の花」という
数千年に一度だけ咲くと言われる吉兆の花ということもあって、
ここ金沢でいろんな出会いがあってご縁もあり無事に試験も通って
数年間を金沢で過ごすことになるモフサにとってはありがたい思い出の神社です。
今年は地震ではなく吉兆の年でありますように。