のれん N-2501 ソラマメ
ソラマメってなんだか大人の豆ってイメージなんです。。
学士の頃に小料理屋さんでアルバイトしておりました。
賄いが食べられるって下心もあったのですが、
料理覚えられるのはうれしくって。
先輩に年下の女の子がいたりする下っ端の見習いでしたけど、
小さいお店でしたのでいろいろ教えてもらえました。
勤めだしたのが初夏にかけての頃でしたから
ちょうどソラマメの旬です。
下ゆでの下ごしらえをするために、ソラマメの皮、
外側のさや皮でなく、豆を覆っている厚めの皮です。
あの皮についている黒いところを菜切包丁でカットするのが初仕事です。
厚皮に切れ込みを入れると見た目が良く、食べやすいのです。
ええ~黒いところがソラマメたるキュートなチャームポイントなんじゃないのですか=33
そんな思いもありましたけど、片刃の菜切り包丁なんて、それもすっっごく研いでるキレキレの包丁、
あのソラマメの厚皮も「すぅ」って刃が入っていくですよ。
山盛りのソラマメを処理していると
結構ソラマメの造形ってカッコイイな〜
ブサイクな奴もいるけど色っぽいのもいるな〜とか
そんなこと思いながらサクサクとカットして
ソラマメの頭をハート状にしていくのです。
ハートですよ♡
山盛りのソラマメの黒いところを谷状にカットしていくとですね。
なんとソラマメの頭の形が横から見るとハート状になるんです。
「別に切れ込みを入れなくても食べられるし味も変わらへんけど、
お金もらってんやから、
ちょこっと手の込んだ仕事を丁寧にせんとな〜」 と親方さん。
初心初心。
スタジオモフサでも日々ちょこっとした丁寧な仕事を志しております。