のれん N-4081 ハウス[hus]
円安が進んでちょっと海外には行きにくくなりましたね。
当店の暖簾達だけは昨年からご縁がありましてコペンハーゲンのお店さん[SAKURA copenhagen]さんに扱っていただいています。
[SAKURA copenhagen]さんのあるデンマークはコペンハーゲン。可愛い色の家が並ぶ北欧の街です。
ところ変わればなんとやら・・空の色が変われば色変わるみたいで、
お店にお使ってもらってるのれん達もスタジオモフサの初期の図案のものが人気です。
暮らす街が変わるとなんとなく好みの色合いも変わるみたい。
まだ関西在住から北陸金沢研修時代のものが人気の様です。
デンマークという国の知識がほとんどなくて北海バイキングとデーン王のイメージしかなかったので、
旅行サイト等を観ていると観光地だけなのかもしれませんが、日本の家建物と異なってカラフルですね。
ここのところ静かな色使いで安定していたスタジオモフサですが、
ちょっと僕の色パレットにはなかったビビットな色を使ってみたくなりました。
いつも使っている生地よりも胡麻の少ない白い生地を使って、
鮮やかな色のhus(家house)を並べてみました。
初期のスタジオモフサは、関西在住時代から始まりました影響なのか、若さゆえのアレなのか、
比較的しっかりした色合いの図案が多かった様に思えます。
そこから移り住んだ北陸は加賀百万石の城下町、
古都金沢は九谷焼に代表される「加賀五彩」と呼ばれる独特な色使いや、
加賀友禅を勉強していた影響もあってわりと賑やかな図案が増えてきた時代でもありました。
ミャンマーやモロッコ等の海外生活もあったので、その都度図案や色使いも変化がありますね。
モロッコの住まいは内陸も内陸、荒地の荒野の土漠だったので、
なんだか艶のない図案が増えたような気がします。
また機会があればモロッコ暮らしの話もしてみようかと思います。
そうれはそうと近頃の新築の家って庇(ひさし)が無かったり、短い家がちらほらありますね。
確かに絵に描くには庇がない方が可愛らしく描けちゃうんですから助かりますけど、建築工学的にはどうなんでしょう。。