のれん N-7302
芸術大学なんてものに入ってまず驚いたのは、同級生が同じ年齢ばかりではなくて年上の人が少なくないこと。たかが1,2年程度なので今思えばたいしたこと無いのですが、当時は周りのみんながちょっと大人なオーラが満載だったのです。
N-7302(檳榔樹),
N-7305,
そのオーラの1つが洋楽。ついこないだまで高校生な僕は歌謡曲まっさかり。がんばってもニューミュージックやイカ天、ホコ天の第二次バンドブーム世代だった訳です。
そんなオボコイ僕が大学に入った途端に、村上春樹小説にでてくるような小説や洋楽にも詳しい同級生に囲まれるのですから、もう黒船襲来くらいな衝撃です。そんな同級生の洋楽師匠にイロイロ教わっては深夜のMTVを観て勉強してました。しかしその師匠はPV(プロモーションビデオ)は自分が音楽から受けたイメージが壊れるから好きではないと。こうおっしゃるんですよ。「考えたらアカンで感じるねん」
で、何が言いたいかと言いますと、スタジオモフサの暖簾を使ってくださってる皆さんが、感じてるイメージを大切にして欲しいと思います。もちろん作り手である僕の原案みたいなものはあるのですが、あまり表に出さないようにしています。きっと「お商売」としては良くないことなのですようが、師匠の言葉を楔にがんばって行きたいと思います。
またこれも慌てて撮ったオーダー暖簾です。
愛媛は新居浜にある内田商店さんの暖簾。180x180cmの4連仕立て。実際の内田商店さんは板塀のカッコいいお店なので、7300番シリーズの暖簾もカッコよさ倍増です。
使ってくださている皆様からのお写真をお待ちしてます!