のれん N-4632
機屋さんからちょっと薄めの生地が出てきたのだけど使えるかなと。
普段は入ってこない、透けるような糸の細い麻生地で作ってみました。
スタジオモフサでは手織りの麻生地をつかって染めています。
工業製品でない手織りの麻生地は、出会った時に買っとかないと二度と手に入らないこともあります。
でも目にしてもアンテナに引っかからなかったり、
逆に一目惚れして買っちゃったけど、ずっと積みっぱなしになってる生地もあったり。。
こういう業界ですから、糸屋さんも機屋さんも高齢化も進みに進み、
たまたま機屋さんの倉庫から出てきた透けるような麻生地に出会えましたので、
涼やかな風の通る暖簾に染め上げました。
暖簾の場合、レースのカーテンでも同じですが、
色合いが濃いもの、黒に近いものはよく透けます。
逆に白いものは透けにくくなります。
図案のなかで、目線の高さや、中央部分に白地があったり、
こちらのようなコントラストの強い、白い模様があると
向こう側が見えにくくなります。
そのような光と見え方の特性を活かして、
今回は伝統的な立涌の図案で仕上げてみました。
こちらの生地の在庫が限られているため、
このデザインでオーダー製作をご希望の方はお早めにお問い合わせくださいね。