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スタジオモフサの暖簾の棒

学生の頃、ホームセンターという「何でも売っている巨大なお店」が大好きでした。
高校生の頃に用もないのに通っていた「東急ハンズ」みたいなお店が田んぼの中に建っている!

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大阪とは言え奈良県との県境に位置する大学だったので、
大学の周りもアパートの前も田園風景に囲まれていました。
都会育ちの僕には、満月の夜は結構明るいんだと新鮮な驚きでした。

そんな僕が今や神戸市よりも人口の少ない山梨県で暮らしています。
学生当時、週末に原付に乗ってダイエーに買物に行くことが、結構な楽しみでした。
映画「下妻物語」にあるように「ジャスコには何でも売っている!」
まさに今でもそんな気分でスーパーに行くのは小さな楽しみです。

いつも良く行くスーパーにも100円ショップがあります。
結構大きいショップなので、ついつい余計なものまで買ってしまいそうになります。
ついつい暖簾もあるかと探してしまいます。
あるんですね。なんだかとても残念な暖簾ですけれど、売れてるから展示されているんですよね。

さて、本題。
暖簾の棒も100円ショップでも売ってます。
プラスチックだけれども伸縮性のある突っ張り棒です。便利です。
どうせ見えないし100均でも問題無い。
ホームセンターに行けば木の棒も売っています。

スタジオモフサの暖簾を使ってくださっているお客さんは、
100円ショップとまではいかなくても、スーパーにある数千円の暖簾よりも高価なスタジオモフサの暖簾を使ってくださってます。とてもありがたいことですが、僕の心境としてはホントに申し訳ない、高くなっちゃってごめんなさい。
自信を持っておススメしているのですが、反面、なんだかんだとこんな価格になってしまって、お客さんがこの価格を稼ぐだけの労働に、僕の仕事は見合ってる仕事をしているのだろうかと小っ恥ずかしく思っています。
本当にありがたいことです。気を抜いたり手を抜いた仕事をしてはいけません。

スタジオモフサでは「暖簾の棒」にも手を抜かずに仕事をしています。
当店の「暖簾の棒」は暖簾を通すために1本1本丁寧に節を削って穴を空けています。
お商売的には手間がかかる割には全然儲からない「暖簾の棒」を自信を持っておススメします。

スタジオモフサの暖簾、上部の棒を通す部分「袋」と呼ばれている部分ですが、かなり太い棒も通ります。
直径でおおよそ5cmくらいでも通るようになっていますが、あまり太すぎると格好良くは無いです。
暖簾の大きさにもよりますが、半間90cm巾の暖簾であれば1~2cm程度がおさまりが良いと思います。

暖簾の棒

当店の「暖簾の棒」は、ちょうどバランスの良い長さと太さ(約95cmx直径1.5cm)。
両端から約1.5cmに紐を通す穴を空けています。

暖簾の棒
天然の竹を使って約70g(天然素材ですので若干前後します)と軽量なので、暖簾を画鋲でも吊り下げられます。
竹の節を奇麗に削り落とし余計なデコボコを無くし、両端にあらかじめ糸を通す穴を空けています。
これで生地が引っかかることもなく、暖簾の上部がデコボコすることもなくスッキリします。

これ以上「暖簾の棒」に関して、やり尽くした感があります。
とても安くはないのですが、ここまでやれば自分も納得できるかなと思っています。

ご注文はこちらオンラインショップから承ります。