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オーダー暖簾(特注サイズ)についてその1  

オーダー暖簾 ことはじめ その1
こんなのが欲しい!あんなのもイイな!と
あれこれ目移りしているかもしれません。

せっかく既製品とはちがったものを使いたいと探してくださったのに
はてはて?どこから手をつけていいのやら。。
はまってしまうと広くて深い、オーダー暖簾のはじめかた その1

イメージを固める

「オーダー注文のながれ」はこちらから
オーダー暖簾ことはじめ イロハのイ!

まずはイメージを整理してみましょう。
イメージをはっきりさせるためにも
ちょっといくつか気をつけてみるポイント等を紹介します。

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Q.どんな所に設置する予定ですか? (壁面? 間口? 玄関? 屋外?)
Q.目的はなんでしょう? (目隠し? 間仕切り? 看板? 日よけ? 装飾? 空調?)
Q.どんな色や生地、デザインにしようかな? (色の好み、周りの色、少し助けても大丈夫? ロゴや文字を入れようかな?)

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A.設置する場所についてアドバイス
壁面にタペストリーのように飾りたい場合、
好みもあるのですが、具体的にモチーフのあるより絵画的なデザインの暖簾が人気です。
絵画にしてはサイズも大きめですので、雰囲気がすごくあがります。

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N-4601

壁面の色にあわせて、多くの場合壁色は白系になると思いますが、
存在感のある色のついた暖簾を
季節など定期的に交換するも良いですし、
淡い色や墨色などの暖簾で調和を重視するのも良いですよ。

もしかしたら暖簾の下部にも棒を通したいこともあるかもしれません。
上下に棒を通せるように縫製できます。
竹の棒でしたら重量も軽いので、画鋲でも十分吊るすことができます。

 

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N-6901

間口に設置する場合、
壁面と違って目隠し目的があるかもしれません。
多くの方がびっくりしますが、
暖簾は白い方が透けにくいです。

上記の画像だとわかりやすいと思いますが、
色のついている部分の方が透けて見えてます。

わかりやすくするように、写真では逆光状態で、
暖簾の向こう側の方があかるいのですが、
この場合も逆に明るい屋外側からですと、色が濃くてもそれほど透けるわけではありません。

n2702

N-2702,N-2703

あまり透けさせたくない場合は、
色の白いもの、明るい色合いのもの、
中心部分の色合いが薄いものなどがオススメです。

また使用している生地によっても透け感が異なります。
麻生平(きびら)—-細い糸の平織りの麻生地で、白地や淡い色ですと大丈夫ですが、色が濃いめだとやや透けやすいです。
白次麻、双麻布など–生平より糸が太めで、透けにくいです。
木綿平織り各種——織りや糸で変わりますが、透けにくいです。
木綿の綾織、帆布など—ちょっと重くなるのですが、もう絶対に透けたくない!って場所には良いです。

鮨学 銀座

銀座 鮨学 様

飲食店などでは多くの場合、店内の照明より厨房の方が明るくなっております。
しかし、オープンキッチンでもなければ、視界に入って欲しくないものです。
設計屋さんがうまく設計して視線をコントロールできれば良いのですが、
スペースの関係などから暖簾で対応することが多くあります。

暖簾としては逆光なのでどうしても透けやすくはなるのですが、
透けにくい生地や色合いを工夫して見えにくくします。

こちらは銀座の鮨学さまのカウンターから厨房への間口に設置されているものです。
向かって左側が、お店のイメージカラーから藍染で染めたものです。
色が濃いめで、厨房が透けてしまわないように、ちょっと厚めの手つむぎ木綿で製作しています。

右側は伝統的な立涌模様です。
白地ベースで鮨学様のキリッとした瑞々しいイメージを
白次麻の生地で染めています。

生地はいろんな種類があり、
それぞれ一長一短、それぞれの魅力や
生地の規格サイズが異なっていたり、
それぞれの生地に適した図案デザインあります。

生地見本をご希望の方はこちらから

お店やさん等で看板がわりに使用する場合や
西日対策、日よけとして使用する場合は、
紫外線に強い顔料系の色合いのものがオススメです。

彩室yuan

静岡県焼津市 彩室yuan様

顔料系の染料(というのは言葉としては正しくはないのですが)
比較的マットな色合いで、濃い色はくっきりはっきりして、屋号やロゴ入れには適してます。

当店の墨染シリーズも松煙墨(しょうえんぼく)という墨で染めていて、
柿渋と同様に色素が安定しているので、紫外線にも強い暖簾シリーズです。

軒先にずずーっと横に連続している暖簾ありますよね。
そのまま軒先暖簾(のきさきのれん)と呼ばれます。

佐原カフェいなえ

佐原カフェ いなえ様

横幅が広いので、そんな長い棒を用意できないことが多いので、
紐やロープを通して使います。

横幅が広いので、どうしても真ん中、センター部分が弓なりに下がってしまいます。
ですので、所々を固定できるように、「乳(ちち)」と呼ばれる房が付いております。

暖簾のイメージですと、この乳の付いた暖簾を思い浮かぶ方も多いでしょう。
また地方によっては、乳付きが一般的だったりします。

どうして乳という呼び名になったかは諸説ありますが、
動物の乳房の形から、子沢山、子孫繁栄、商売繁盛などの縁起担ぎ説が有力です。

江東区 酒と肴 ぼたん様

屋外に設置する場合に、
風が強い地域だったりして、風に羽ばたいてバタバタすることがあります。
バタバタすると生地の痛みも早いので、風対策も必要です。

風対策には重い生地を使うことも方法の一つですし、
真ん中の綴る(縫う)箇所を長めにすることでバタバタしにくくなります。
こちらの「酒と肴 ぼたん」様の暖簾では、長さの半分くらいまで綴って仕立てております。

ロゴ入れ、文字入れなど
上の写真ですと隠れちゃってますね。。。
お店やさんの屋号やロゴはもちろん
かき氷の旗みたいなのも承ります。

ロゴや書体が決まっている方、
データは持ってなくても箸袋や名刺くらいしかなくても大丈夫です。

まだロゴも書体も決まってないようでしたら
せっかくオーダーするのですから、ロゴのデザインもオーダーしてみてください。

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いろいろあれこれ長々と、わかりにくい文章でごめんなさい。
少しでも皆様のイメージ作りになれば幸いです。
他にもあんなことこんなこと、ご要望、ワガママ、
ご不明な点などありましたら遠慮なくご相談ください。
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